【逗子本店】研磨・ECOダイヤキーパー施工 メルセデス・ベンツS320(W140)

「最善か無か」

それを体現した最後のモデルだと評価されるW140型Sクラス。

世界で初めて自動車を発明したメルセデス・ベンツが21世紀に向け提示する理想の自動車像として当時約2,700億円の莫大な開発費を投じて造られた孤高のSクラス。。

先代のW126型から大幅にボディサイズを拡大し、現在主流のコンピューター制御であるCANデーターバスを初めて搭載、

「Sクラスはその時代の中で最先端であり完璧でなければならない」というエンジニアたちが持つ強い哲学によって作り出されたW140、発表時は「ゴッドリープ・ダイムラーのビジョンが100年後に実現され、さらに超えられた」とも語られるように革新的な技術と強い想いの中で造られたモデルです。

しかしながら時代の流れが目まぐるしく変化する90年代、最良のものを造り出し抗い最善を尽くしたがメルセデスは93年に赤字転落化、栄光と挫折の象徴と評価されることもありました。

作り手の温もりが感じられるSクラスを「マニュアル通りの一方的な押しつけ施工」で磨き上げていいものでしょうか?

良いはずがありません。クルマが語りかけてくる、魂を持っているのです。

施工時には洗車から行いますが、逗子本店では踊るように流してスパーーーーっと洗い上げることは絶対にありません。

コンテストではなく、対象は目の前にいる魂が宿っているクルマです。

1時間以上惜しみなく使い、下地処理も進めていきます。

研磨時にはシングル・ダブルアクションと数種類のコンパウンドを使い分けて磨きを行います。

経年のボディは慎重に施工をしていきます。

ボンネットは特に力を入れたいところですが歩行者に対する衝突安全構造を採用しているためへこんでしまうリスクがあります。

魂を交差させ、磨き込んでいきます。

全世界生産406,717台のうちの1台をコーティングブースにて施工しています。

コーティング前、7ヶ月をかけて改修・調律をされたクルマです。

長く使い込まれたモノには魂が宿ります。そして物にも物語や人生があります。

約30年前、1994年にジンデルフィンゲン工場の門から出て日本へ運ばれ、複数オーナーのもとで人生を共に歩んできました。

そして大掛かりな改修と調律師の手によってほぼ完全な状態にまで仕上げられた個体をここではコーティングにより「美しさ」をほぼ完全な状態に仕上げなければなりません。

いい加減な施工や未熟な腕の物には任せられない、重要かつ名誉ある施工です

鷹のような目を持ちディテールにまでこだわるゴットハンドは若い頃、毎日のように洗車、夜もコイン洗車場で洗車をするという、クルマを綺麗にすることに取り憑かているのではないかと思うほどにクルマの美しさを追求してきました。

時代が変わり、現在では最新鋭の設備とケミカル・ツールにより高次元での美しさを追求することができます。

コーティングも整備も調律もうわべだけではなく本質を追求してこそ意味があります。

磨き終えたあと、コーティング剤を塗布していきます。

1パネルごとに適切に、最善を尽くしていきます。

 調律により車高バランスは Renntech S76Rを参考にフロントは600SELのサスペンションをワンオフ加工し、各部テストを重ねて調律された美しいサイドビューもコーティングによりさらに美しくする必要があります。

狂気的なこだわりを持って調律した調律師、そしてデザイナーのブルーノ・サッコに対し最大限の敬意を持って最善の施行を行うことができるのは逗子本店のゴットハンドのみです。

ただコーティングして「綺麗」ではなく、魂を持ったクルマが語りかけてくる声を聞き、対話をして磨き上げなければ美しくなったとは言えません。

もちろんスリーポインテッドスターも磨き上げます。

100年以上続くメルセデスの象徴です。

コーティング施行をする店の中で、ここまでこだわる施工者はどれだけいるのでしょうか?

デザイナーのブルーノ・サッコ氏、そして赤字転落しながらも最善を求めた故ヴェルナー・ニーファ氏、たくさんの偉大なる人物が造り上げたこの美しいメルセデスに対してマニュアル通りの一方的な押し付け施工をすることは最善ではありません。

こだわりと愛情を持ったオーナー様に対して私たちができる最善の施工を行い、応えていくことが本質であります。

繰り返しになりますが細部までこだわり、はっきりとした哲学とクオリティ、クルマと対話して扱うスキルを持っているのは逗子本店のみです。