【逗子本店】故障診断・修理・ナビ配線撤去その他 メルセデス・ベンツ S124(E320ステーションワゴン)

ドアを閉めるとパワーウインドウが少しずつ下がるという主訴と運転席側のエアコン吹き出し口を触るとランプがついたりするということで入庫いたしました。

まずはメータ・クラスタ周りの脱着と症状再現を行います。

メーターパネル奥のアースポイントが外れており、位置も変についていたので修正、確認を行います。

また、過去に取り付けられていたナビシステムの配線もごっそりと出てきており、お客様にご連絡後、撤去のご指示をいただきましたので並行して行います。

配線撤去をしつつ今回動作不良を起こしている原因の可能性が考えられるコンフォート・コントロールモジュールにアクセスができるようになり、確認を行っていきます。

今回の故障診断・修理・施工では、当店のメカニックだけではなく電装関係に非常に強いメカニックの協力を得て共同で行っていきます。

コントロールモジュールが202品番であり、W202を所有していたこともありすげ替えての点検も行います。

動作は正常。不具合が起きているモジュールの分解を進めます。

ある動作の時にリレーが作動して窓が開くという状況でした。

モジュール本体は新品でも供給が現在あるかわからない、あったとしても納期がかかる可能性があるため、現物修理ができるかを判断し進めてきます。

回路図と現物をテスターで当てて基盤自体の不具合箇所を探していきます。

今回はIC内部の損傷で修理よりも程度の良い中古品を探して取り付けということとなりました。

状態が非常に良いモジュールがあり交換を行います。

動作は正常となりました。

引き続き配線撤去とドライブレコーダー・バックカメラの配線再処理、脱着によって剥がれかけてたピラーの革の剥がれが大きくなったので修正を行います。

エレクトロタップも全て撤去し、配線の保護も行います。

故障診断は一歩間違えると無駄な時間や不必要なものを交換してしまい、金額だけ膨らんでいき直らないというループにハマってしまう可能性があります。

着実に一つ一つの原因を特定し、確実な作業をすることによって時間はかかりますが無駄な費用を抑えられることができます。

また、1日の作業ではなく数日間に渡り診断をしていくのでお客様に写真と内容をメールで送り、処理を進めていく方法をとっております。

マイナスになってしまったものをゼロに限りなく戻していき、さらにお客様のフィーリングに合うようにプラスにしていくのが逗子本店のメカニックです。